電話代行サービス比較7選!料金プランや選び方を解説

電話代行サービス比較7選!料金プランや選び方を解説

ハイブリッドワークが定着し、オフィス外でも円滑な顧客対応が求められる時代になりました。そのなかで注目を集めているのが電話代行サービスです。

業務効率を上げたい企業や、顧客満足度を維持しつつリソースを最適化したい担当者にとって、電話代行は有力な選択肢となっています。しかし、サービス内容や料金体系は提供会社によって大きく異なり、どれを選べばよいのか迷う方も少なくありません。

そこで本記事では、電話代行サービスの仕組みや導入メリット、比較のポイントをわかりやすく解説します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

電話代行サービスおすすめ7選を比較!人気のサービスは?

電話代行サービスとひと口に言っても、料金体系や対応時間、通知方法、さらにはオペレーターの品質まで、提供内容はサービスごとに大きく異なります。そのため、自社に最適なサービスを選ぶには、複数の候補を比較検討することが欠かせません。

たとえば、コストを抑えたい企業には月額料金の安さが魅力のサービスが適しており、顧客満足度を重視する企業にとっては高品質な応対を提供できるサービスが有力な選択肢となります。近年は、チャットツールやクラウドシステムと連携できるものや、AIによる自動応答機能を取り入れたサービスも増えており、テレワークやハイブリッドワーク環境との相性の良さも選定基準のひとつです。

ここでは、特に評価が高く人気を集めている7つのサービスを比較し、それぞれの特徴やメリットを整理しました。導入を検討している方は、自社の利用目的に合ったサービスを見つける参考にしてみてください。

それぞれ順に解説します。

fondeskは即日導入できるチャット通知重視の電話一次代行

fondesk
料金プラン月額10,000円(税抜)
対応時間平日9:00〜19:00(時間外・土日祝は自動音声対応)
コール数月間50件までは基本料金内
超過分は従量課金(200円/件)
通知方法Slack、Chatwork、LINE、Google Chat、メールなど
無料期間14日間の無料トライアルあり
初期費用・解約費用なし、契約の縛りなし

fondesk は、企業の代表電話を外部のオペレーターが一次対応するサービスで、月額料金は10,000円(税抜)で月50件までの受電を含み、51件目以降は1件あたり200円で加算される従量課金制です。

2025年時点で5,000社を超える導入実績があり、IT・スタートアップ企業を中心に利用が広がっています。対応時間は平日9:00〜19:00に限定され、夜間や土日祝日は自動音声による応答に切り替わります。着信内容はSlack、Chatwork、LINE、Google Chat、メールなどのビジネスツールへリアルタイムで通知される仕組みで、外出時やリモート環境でも確認しやすい点が特徴です。

導入手続きはオンラインで完結し、最短即日で利用開始が可能です。14日間の無料トライアルが用意されており、初期費用や解約費用もかからないため、コストを抑えて導入効果を試せます。特に、少人数の企業やコール数が限られる環境での利用に適した設計になっています。

IVRyは24時間365日自動応答と柔軟なIVR設定を実現するAI-IVRサービス

IVRy
料金プラン月額2,980円〜(スタータープラン)+通話料/SMS代等の従量課金あり
対応時間24時間365日対応可能(営業時間外の自動応答含む)
コール数非公開だが、従量課金によりコール量に応じた運用が可能
通知方法Slack・メール・LINEなどへの通話録音・文字起こし・要約の通知対応
無料期間無料トライアル1ヶ月あり

IVRy(アイブリー)は、AIによる自動応答(IVR)と柔軟な設定を組み合わせたクラウド型電話受付システムです。月額2,980円〜のスタータープランで、初期費用不要かつ1ヶ月間の無料トライアルが提供されており、導入リスクを抑えた試用が可能です。

特徴的なのは、24時間365日に対応する自動応答機能で、営業時間外の問い合わせも受け漏れを回避し、機会損失の削減につながります。AIオペレーターが相手の用件をヒアリングし、必要に応じて人間へ転送するなど、応答の仕方を柔軟に制御できる点も強みです。

さらに、通話内容は録音・文字起こし・要約され、Slackやメールなどで通知されるため、リモート環境下でも情報共有がスムーズに行えます。クラウド上で設定変更ができるため、IVRの分岐ルールや営業時間などの設定を容易に更新できる点も、多店舗展開や業務スタイルの変化に適しています。

導入企業には、応答効率の改善や層化業務の負荷軽減を目的とする小規模事業者から多拠点企業まで幅広く存在します。

CanarioはAIが担当者名を音声認識して即時自動転送

Canario
料金プラン月額10,000円(税抜)~
100分毎2,400円(税抜)の通話パックも利用可能
対応時間24時間自動応答(AI対応による音声ガイドと転送)
コール数要問い合わせ
通知方法Slack、Teams
無料期間1か月の無料トライアルあり

Canario(カナリオ)は、NECネッツエスアイが提供するAI電話取次システムで、AIが発信者の「担当者名」を音声認識し、登録された電話へ自動転送する仕組みを特徴としています。

また、担当者が不在の場合は、伝言を録音・テキスト化し、メールやSlack、Microsoft Teamsといったチャットツールに通知します。この自動応答は24時間365日稼働し、出社不要で電話業務を完結させる構成です。

料金は月額10,000円(税別)〜、人数や利用パックに応じて柔軟に設定でき、100分毎2,400円(税込2,640円)の通話パックを併用可能です。無料トライアルは1か月提供されており、導入前の評価がしやすく、初期費用は発生しません。さらに「一斉架電」機能によって担当者不在時にも複数の登録番号を同時に呼び出し、最初に応答した担当者に取り次ぐことも可能です。

各種AI機能とチャット連携を活かし、完全リモート体制や分散勤務下での電話対応業務を大きく効率化します。

e秘書は30年以上の実績を持つコールセンターレベルの電話代行

e秘書
料金プランスタンダード:月額10,000円~(税抜)
メッセージコース:月額15,000円~(税抜)
24時間対応コース:月額50,000円~(税抜)
多言語対応:月額20,000円~(税抜)など
対応時間プランに応じて平日9:00~18:00~21:00、24時間365日対応もあり
コール数スタンダードは月80件まで含む。エグゼクティブでは月100件~150件まで標準設定、超過は1件あたり400円(税抜)加算
通知方法入電内容を即時メール報告、オプションで電話報告やFAXも可能。取次転送の対応あり
無料期間14日間の無料体験、返金保証あり

e秘書は、ベルシステム24が30年以上にわたり培ったコールセンター運用のノウハウを活かした電話代行サービスです。スタンダードコースは月額10,000円(税抜)から利用でき、月80件までの受電をカバーし、応答品質の高さが評価されています。

エグゼクティブコースでは月100~150件規模の問い合わせにも対応可能で、超過分は1件あたり400円(税抜)で処理されます([turn0search12])。対応時間はプランに応じ、平日9:00~18:00から最大24時間365日まで選択可能で、夜間や土日祝にも対応する柔軟性があります。

報告方式は通話終了後即時メールが基本で、オプションで電話報告やFAX報告の指定も可能。取次転送機能もあり、必要に応じた柔軟な業務切り分けが可能です([turn0search2])。導入前には14日間の無料トライアルが提供され、満足できなければ料金を全額返金する保証制度もあります。

また、楽天リサーチの調査では「利用した電話代行サービス」「応答体制の安定性」「報告の適切さ」「信頼度」の4項目でトップ評価を受けています(回答者数800名)。全国に多数の拠点と25,000人超のオペレーター体制を持ち、月間60,000件の電話対応が可能な安定したインフラを備えています。

Chatwork 電話代行は月額1万円で受電管理がChatworkに集約

Chatwork 電話代行
料金プラン月額10,000円(税抜)
対応時間平日9:00~19:00(時間外や土日祝は非対応)
コール数月100件まで基本料金範囲内
101件目以降は1件あたり200円の従量課金それを超える分は従量課金(200円/件)
通知方法Chatworkのグループチャットへ受電報告(複数メンバー参加可、通知共有が容易)
無料期間14日間の無料トライアルあり

Chatwork 電話代行は、Chatworkを使用している企業を対象に、代表番号への着信を専用番号に転送することで、受電業務を専門オペレーターが対応するサービスです。

月額料金は10,000円(税抜)で、月100件までの受電が含まれ、101件目以降は1件あたり200円の従量課金が設定されています。対応時間は平日9:00〜19:00に限定され、それ以外の時間帯や土日祝は対応が行われない点に注意が必要です。

受電報告はChatworkのグループチャットに即時共有され、参加メンバーの追加・退席にも制限がないため、複数担当者での情報確認がスムーズに行えます。契約前には14日間の無料トライアルが提供され、試用期間中は月額料金がかからないため導入のハードルが低いのも特徴です。

さらにこのサービスは、fondeskと提携して提供されており、基本的なサービス内容や料金体系もfondeskと同様である点も特筆されます。Chatworkを業務チャットの中核ツールとしている企業にとって、他のチャットツールと分断せず情報共有できる点が大きな利便性です。

電話代行サービス株式会社は30年以上の実績を持つオーダーメイド対応型

電話代行サービス株式会社
料金プラン月額25,000円~110,000円(税別)
対応時間平日9時〜21時
土日祝も対応可能
24時間365日対応プランあり
コール数プランに応じ月50〜300コールまで設定可能
超過は従量課金(1件あたり300円~)
通知方法要問い合わせ
無料期間なし

電話代行サービス株式会社は、1991年の創業以来、約30年以上の運営実績を持ち、全国で9,000社以上の導入実績があります。

料金は「平日9:00~18:00かつ月50コール」プランで月額25,000円(税別)から。たとえば、「月100コールで平日同時間帯」の場合は37,000円、対応時間を「9:00~21:00」に拡張すると月額40,000円、それ以上の条件では最大110,000円まで幅広く設定可能です。いずれも超過した通話は1件あたり300円から課金されます。

また、オーダーメイド型の提供スタイルを採用しており、対応時間帯や専門業種へのカスタマイズ、クレーム専用受付などに応じた柔軟なサービス設計が可能です。24時間365日の体制にも対応でき、夜間・休日の一次受付としての利用にも適しています。

特に業種特化型の電話代行(士業・不動産・水道修理など)やバーチャルオフィスとしての番号貸出、FAXや郵便代行との組み合わせなど、幅広い用途に対応しています。

CUBEの電話代行サービスは継続率99.2%の高品質応答

CUBEの電話代行サービス
料金プランシンプル:月額10,000円(税抜)/月50コール
スタンダード:25,000円/月100コール
24時間対応ほか各種プランあり
対応時間平日9:00〜18:00
応答後転送や時間外アナウンスも標準対応
コール数シンプル:50コールまで
スタンダード:100コールまで
超過分は1件あたり300円
通知方法LINE・Chatwork・Slack・Teams・Google Chatなど
無料期間初期登録料5,000円はキャンペーン中につき無料
保証金5,000円は解約時に返金

CUBE電話代行サービスの公式サイトでは、「継続率99.2%」という高い利用継続実績が明示されており、個人事業主から上場企業、士業まで幅広い層に選ばれています。

月額10,000円(税抜)で月50コール対応の「シンプルプラン」、月25,000円で月100コール対応の「スタンダードプラン」と、料金体系が明確で選びやすい設定です。応答後転送やクレーム対応、時間外アナウンスなどの機能も基本料金に含まれており、追加オプションなしでも利用可能です。超過コール分の課金は1件あたり300円で、柔軟な運用に対応できます。

チャット通知(LINE、Slack、Chatworkなど)やメール報告も選べ、リモート環境でも情報が即時共有される仕組みが整っています。また、初期登録料が無料となるキャンペーン中で、解約時には5,000円の保証金が全額返金される制度もあり、導入ハードルが比較的低い点も評価されています。

電話代行サービスの選び方6選

電話代行サービスの選び方6選

電話代行サービスを導入する際は、料金や機能だけでなく、運営実績や応答品質まで幅広い視点で比較することが求められます。特に、受電件数や対応時間はコストに直結し、通知方法やオペレーターの品質は顧客満足度に影響を与える要素です。電話代行サービスの選び方は以下のとおりです。

  • 月額料金は自社のコール件数を把握して適切なプランを選ぶ
  • 対応時間は24時間対応や土日祝対応の有無を確認する
  • 実績や口コミを確認して品質や信頼性を見極める
  • 多言語対応が必要かどうか将来的な展開を踏まえて判断する
  • 通知方法は既存の業務ツールと連携できるか確認する
  • オペレーターの対応品質を事前に確認して信頼性を担保する

それぞれ順に解説します。

月額料金は自社のコール件数を把握して適切なプランを選ぶ

電話代行サービスの料金は、月ごとの受電件数を基準に設定されており、利用件数が増えるほどコストが高くなります。一般的な相場としては、月50件までの対応で5,000〜1万円、月100件までで8,000〜1万5,000円程度が目安とされています(いずれも平日日中のみの場合)。

このため、サービス選定の前に自社の平均コール数を把握し、必要件数をカバーできるプランを選ぶことが重要です。件数の多い月がある場合は、従量課金の仕組みや超過料金も含めて確認しておくと、予算を大きく超えるリスクを抑えられます。

対応時間は24時間対応や土日祝対応の有無を確認する

サービスによって標準対応時間は異なりますが、一般的には平日9時〜18時を基本としています。業務内容によっては夜間や休日に電話が入るケースもあり、その場合は24時間365日対応や土日祝対応が可能なサービスを選ぶ必要があります。

ただし、対応時間が拡張されるほど月額料金も高くなるため、自社の顧客層や業務スタイルに合わせて費用対効果を判断することが大切です。たとえば、BtoC業態で顧客からの問い合わせが夜間や休日に集中する場合には、24時間対応プランの価値は高いといえます。

実績や口コミを確認して品質や信頼性を見極める

電話代行は顧客の個人情報や取引内容に直結するため、サービスを提供する企業の信頼性は非常に重要です。契約社数や運営年数、具体的な導入事例が公開されていれば、客観的な判断材料として参考になります。

また、口コミや利用者の声を調べることで、実際の応対品質やサポート体制の実情を把握できます。特に、応答率やトラブル対応に関する評価は、導入後の安心感に直結します。信頼性を重視するなら、契約前にトライアルを活用し、実際の応対を確認することも有効です。

多言語対応が必要かどうか将来的な展開を踏まえて判断する

グローバル展開を目指す企業や、外国人顧客が多い業種では、多言語対応の有無が重要な選定基準となります。英語だけで十分な場合もあれば、中国語や韓国語など複数言語が必要になるケースもあります。

多言語に対応しているサービスは料金が高めに設定されていることが多いため、実際の利用頻度や将来的な取引拡大を踏まえて検討することが重要です。例えば、観光業やインバウンド需要を意識する企業では、多言語サポートが顧客満足度の向上につながる可能性があります。

通知方法は既存の業務ツールと連携できるか確認する

電話代行サービスは、受電内容をどのように通知するかによって業務効率に差が出ます。メールや電話による通知に加え、SlackやChatworkなどのビジネスチャットに対応しているサービスも増えています。

普段利用している業務ツールと連携できれば、確認漏れを防ぎ、外出時やリモート環境でもスムーズに情報を共有できます。また、通知内容に音声データやテキスト要約が含まれるかどうかも確認しておくと、情報活用の幅が広がります。

オペレーターの対応品質を事前に確認して信頼性を担保する

電話代行サービスは基本的に研修を受けたオペレーターが対応しますが、サービスによって品質の差は存在します。丁寧な敬語やビジネスマナーを備えているか、専門用語に対応できるかといった点は、企業イメージに直結します。

契約前に音声サンプルを確認したり、無料トライアルで実際の応対を体験することは、品質を確かめる有効な手段です。また、契約社数が多く長期的に運営されている企業は、安定した研修体制やマニュアル整備が行き届いている可能性が高く、信頼性の判断材料になります。

電話代行サービスを導入するメリット3選

電話代行サービスを導入するメリット3選

電話代行サービスは単なる外注業務ではなく、業務効率化や顧客満足度の向上、さらには人件費削減など経営に直結する効果をもたらします。特に中小企業や少人数体制の組織においては、電話対応の負担が業務の停滞につながるケースも少なくありません。導入によって得られる主な3つのメリットは以下のとおりです。

  • 他の業務に集中できる環境を整えて生産性を高める
  • 安定した電話対応を実現して顧客満足度を向上させる
  • 教育コストや人件費を削減して経営資源を効率化できる

それぞれ準に解説します。

他の業務に集中できる環境を整えて生産性を高める

電話代行を導入すると、従業員が頻繁に電話対応に追われる状況を解消できます。特に少人数体制の企業では、役職に関係なく誰もが電話に出ざるを得ない場合があり、そのたびに作業が中断され効率が低下します。

さらに、営業電話や不要な問い合わせによって集中が途切れることも珍しくありません。外部のオペレーターに一次応答を任せれば、社内のメンバーは本来の業務に専念でき、結果的に全体の生産性が向上します。

安定した電話対応を実現して顧客満足度を向上させる

電話代行サービスでは、研修を受けたオペレーターが応答を担当するため、応対の品質にばらつきが出にくいのが特徴です。従業員が電話に対応する場合、経験やスキルの差により応対品質が一定せず、顧客に不安を与えることもあります。

一方、専門オペレーターが対応すれば常に安定した応対が可能で、企業イメージの維持や信頼性向上につながります。さらに、24時間365日対応プランを選べば、営業時間外でも顧客からの問い合わせに応えられるため、安心感を提供し顧客満足度の向上に直結します。

教育コストや人件費を削減して経営資源を効率化できる

社内で電話対応を担う場合、新人教育やマニュアル整備などに一定のコストがかかります。特に人手不足を背景に新規採用を行うと、教育費や人件費の負担は大きくなります。電話代行サービスを利用すれば、既にトレーニングを受けたオペレーターが対応するため、教育コストは不要です。

また、必要な件数や時間帯に応じたプランを選ぶことで、人員を増やさずに安定した電話対応体制を構築でき、固定費の削減にもつながります。

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